ユーザーマニュアル
Openloop Pay ミニウォレット
株式会社ハウディ・クリプト
Haudi Crypto, Inc.
目次
- はじめに
- 対応環境
- ウォレットの接続
- 残高の確認
- トークン・ネットワーク管理
- 送金する
- QRコードで送金内容を読み込む
- アカウントの切り替え
- 履歴とCSVの書き出し
- dApp
との連携(拡張機能のみ)
- セキュリティ
- トラブルシューティング
- 仕様
- お問い合わせ
1. はじめに
Openloop Pay
は、ステーブルコインが使いやすいミニウォレットです。暗号資産の残高確認と送金を行うことができ、デスクトップのブラウザ拡張機能、およびスマートフォンのウェブアプリとして動作します。
対応するトークン・ネットワークは EVM 系(Ethereum
とその互換チェーン)・TRON・Solana
です。組込済のステーブルコイン(JPYC / USDC / USDT / TUSD /
USDD)に加え、EVM 系では他のトークンを追加して使えます。詳しくは
§13「仕様」をご覧ください。
秘密鍵はハードウェアウォレット
Openloop(またはお使いのウォレット)の中に留まり、Openloop Pay
が秘密鍵を保存・取得することはありません(非カストディ)。
Openloop Pay
は、それ自身が秘密鍵を持たないコンパニオンウォレットです。鍵そのものは
Openloop デバイスや WalletConnect
で接続したウォレットの側にあり、Openloop Pay
は残高の表示と、署名のための橋渡しを行うだけです。そのため、ブラウザに鍵を保存する一般的なウォレットと異なり、たとえ
Web
アプリや拡張機能が攻撃されても、そこに盗まれる秘密は存在しません。
1.1 主な機能
| 機能 |
説明 |
| ウォレット接続 |
Openloop を USB / Bluetooth で接続、または WalletConnect
で対応ウォレットを接続 |
| 残高確認 |
保有トークンの残高と、ガス(手数料)用資産の残高を表示 |
| トークン・ネットワーク管理 |
表示・送金するトークン×ネットワークを選び、追加・削除する |
| 送金 |
送金先・金額を入力し、接続したウォレットで承認して送金 |
| QR 読み取り |
支払いリクエストの QR コードを読み取り、送金内容を自動入力 |
| 履歴 |
送金履歴の確認と CSV 書き出し |
| dApp 接続(拡張機能のみ) |
ブラウザ上の dApp と接続し、要求された署名を Openloop
デバイスで承認 |
| 使うチェーンを選ぶ |
設定で TRON・Solana の利用を切り替え(EVM は常に利用) |
1.2 接続できるもの
- Openloop ハードウェアウォレット — デスクトップでは
USB、スマートフォンでは Bluetooth で接続します。署名は Openloop
デバイスの画面で確認・承認します。
- WalletConnect 対応ウォレット — Openloop Connect
をはじめ、WalletConnect に対応した各種ウォレットを接続できます。
- dApp(ブラウザ拡張機能のみ) —
ウェブサイト上の分散型アプリ(dApp)が Openloop Pay
を通じて署名を要求できます。詳しくは §10 をご覧ください。

2. 対応環境
Openloop Pay は ブラウザ拡張機能版(Chrome/Edge
のみ) と
ウェブアプリ版(https://www.crypto.haudi.jp/openloop/pay/app/)の
2
形態で提供されます。ウェブアプリ版はブラウザによって使える接続方法(デバイスへの経路)が変わります。
2.1
ブラウザ別対応表(ウェブアプリ版)
| 環境 |
USB (WebHID) |
Bluetooth (BLE) |
Safari 拡張ブリッジ |
WalletConnect |
| デスクトップ Chrome / Edge |
○ |
– |
– |
○ |
| デスクトップ Firefox |
– |
– |
– |
○ |
| デスクトップ Safari(macOS) |
– |
– |
○(要 macOS 用 Openloop Connect) |
○ |
| Android Chrome / Samsung Internet |
– |
○ |
– |
○ |
| Android Firefox |
– |
– |
– |
○ |
| iPhone / iPad Safari |
– |
– |
○(要 iOS 用 Openloop Connect) |
○ |
| iPhone / iPad Chrome / Firefox / Edge |
– |
– |
– |
○ |
- ○ = 使える/– =
使えない(ブラウザ側 API 未対応 等)
- WalletConnect は Openloop Connect
などの対応ウォレットが手元にあれば全環境で使えます。
- Firefox は WebHID / WebBluetooth
を実装していないため、デバイス直接接続は WalletConnect
経由になります。
- Android Chrome は USB (WebHID) の API が名目上存在しますが、実運用の
OTG 接続はまず使わないため BLE 接続を推奨します。
- macOS Safari はブラウザ API 側で WebHID /
WebBluetooth ともに未対応ですが、macOS 用 Openloop Connect
に同梱の Safari 機能拡張を有効にすると、その拡張を経由して
USB 接続の Openloop
デバイスを使えます(§2.3)。WalletConnect
も従来どおり利用できます(ポップアップの許可が必要です
— §3.3 の注意を参照)。
2.2 拡張機能版
- Chrome / Microsoft Edge(Chromium
系)に対応します。Firefox 版・Safari 版はありません。
- 拡張機能版は USB (WebHID) 経由で Openloop と接続し、dApp
との連携(§10)も利用できます。
- 拡張機能の画面は、ブラウザ全体で 1 つだけです。
サイドパネルでもフルタブでも、開けるのは同時に 1
枚です。別のウィンドウで新しく開くと、そちらが使う画面になり、前の画面には「Openloop
Pay は別の画面で開いています。」と表示されます。
- 確認中の画面は、あとから開いた画面に奪われません。
送金や署名の確認が開いている間に別のウィンドウで開こうとすると、新しい画面は「別の画面で確認中です。終わるとこちらに切り替わります。」と表示して待ちます。確認を終えると、自動的にその画面が使えるようになります。
- ▲
ウェブアプリ版にはこの制限はありません。タブをいくつ開いてもかまいません。
2.3 Safari で使うには(iPhone
/ iPad / Mac)
Safari には USB (WebHID) も Bluetooth (WebBluetooth) の API
も無いため、そのままでは Openloop
デバイスに直接接続できません。Openloop Connect
アプリに同梱されている Safari 機能拡張を有効化することで、Safari から
Openloop デバイスへ接続できるようになります。
| 使う機器 |
入れるアプリ |
デバイスとの経路 |
| iPhone / iPad |
iOS 用 Openloop Connect |
Bluetooth |
| Mac |
macOS 用 Openloop Connect |
USB |
このマニュアルでは Openloop Pay
側から見た動作のみを説明します。Openloop Connect
アプリ自体の使い方は、Openloop Connect
のユーザーマニュアルをご覧ください。
以下は iPhone / iPad の場合の手順です。
設定手順:
- App Store から「Openloop
Connect」をインストールします(iPhone / iPad 用)。
- iOS
の「設定」→「Safari」→「機能拡張」を開きます。
- 「Openloop Connect」をタップし、スイッチを
オンにします。
- 「Web サイトの許可」→「すべての Web
サイト」を「許可」にする(推奨)。あるいは
Openloop Pay を開いた時に Safari
アドレスバー横の「あA」ボタン →「Web
サイトの設定」から crypto.haudi.jp
のみ許可することもできます。
- Openloop Pay を開き直すと接続画面に Bluetooth
経由の Openloop デバイスが表示されます。
重要 — Openloop Pay は Safari
で直接開いてください(ホーム画面のアイコンからは開かないでください)。
「ホーム画面に追加」で作ったアイコンから起動すると、iOS
はウェブアプリを Safari 本体から隔離された スタンドアロン
ウィンドウで実行し、その中では Safari
拡張機能が動作しません。そのため Openloop Connect
のブリッジが使えず、Bluetooth
がグレーアウトして選べなくなります。これは iOS
側の仕様上の制約で、Safari
拡張機能のどの設定を変えても解決できません。必ず通常の Safari
のタブから Openloop
Pay(https://www.crypto.haudi.jp/openloop/pay/app/)を開いてください。(WalletConnect(§3.3)は拡張機能を必要としないため、ホーム画面のアイコンからでも利用できます。)
Mac では USB 接続になります。 macOS 用 Openloop
Connect に同梱の Safari 機能拡張を有効にすると、Openloop デバイスを
USB で挿した状態で Safari から使えます(Bluetooth
ではありません)。▲
機能拡張を有効にしていない Mac では、接続画面の USB
は選べません。その場合は WalletConnect(QR
コード)をお使いください(§3.3)。
iOS 用 Openloop Connect アプリは、Safari 拡張機能とは別に
WalletConnect
対応のウォレットとしても動作します(§3.3)。Safari
拡張が有効になっていなくても、WalletConnect
経由の接続はいつでも利用できます。
2.4 QR コード読み取り
- スマートフォン/デスクトップ
いずれもブラウザのカメラ許可が必要です。ブラウザによっては非対応の場合があります(§7
を参照)。
3. ウォレットの接続
アプリを開くと「ウォレットを接続」画面が表示されます。接続方法を選びます。

3.1 USB
で接続する(デスクトップ)
- Openloop をデスクトップに USB で接続します。
- 「Openloop(USB)」を選びます。
- ブラウザのデバイス選択画面で、お使いの Openloop
を選びます(初回のみ)。
- 接続後、そのアカウントの残高が表示されます。
▲ Openloop は 1
台だけ挿してください。 USB に Openloop を 2
台以上つないだままにすると、アプリはどの 1
台を使うかを選べません。そのため、選んだつもりのない方のアドレス・残高が表示されることがあります(充電のためにもう
1 台挿していた、といった場合にも起こります)。使う 1
台だけを残し、ほかは抜いてください。
拡張機能のサイドパネルでは USB
のデバイス選択画面が開けないことがあります。その場合はフルタブ(別タブ)で接続してください。一度接続を許可すれば、次回以降は選択画面なしで再接続されます。
3.2 Bluetooth
で接続する(スマートフォン)
- Openloop の電源を入れ、Bluetooth を有効にします。
- アプリで接続を開始し、表示された一覧からお使いの Openloop
を選びます。
- ペアリング後、そのアカウントの残高が表示されます。
一覧に出る名前は、お使いの環境で異なります。
| 環境 |
選択画面 |
表示例 |
| Android(Chrome) |
ブラウザ(Chrome)の Bluetooth 選択画面 |
Openloop(30:ED:A0:D4:BE:F6) |
| iPhone / iPad(Safari) |
Openloop Pay 自身の一覧 |
Openloop-BEF6 |
| (参考)Openloop Connect アプリ |
アプリ自身の一覧 |
Openloop-BEF6 |
Android
ではブラウザの選択画面を使うため、デバイス名は
Openloop とだけ表示され、
複数見つかった場合はブラウザが区別のために Bluetooth
アドレスを添えます。 iPhone / iPad では Openloop Pay
が自身で一覧を描くため、Openloop Connect と同じ
Openloop-BEF6 の形になります。
どの表示も同じデバイスです。 末尾の 4 文字(例では
BE:F6 → BEF6)が対応します。 Openloop
を複数お持ちの場合は、ここで見分けてください。
3.3 WalletConnect で接続する
- 「WalletConnect」を選びます。
- 表示された一覧から接続したいウォレット(例:Openloop
Connect)を選ぶか、QR コードを読み取って接続します。
- 接続したウォレット側で接続を承認します。
接続直後は、選んだウォレットが前回まで使っていたネットワークのままになっていることがあります。送金時にネットワークが自動で切り替わらない場合は、ウォレット側でネットワークを合わせてください。
WalletConnect と TRON・Solana
つないだウォレットが TRON や Solana
に対応していれば、そのウォレットで承認して TRON と Solana
も送れます。Openloop Connect は対応しています。
- 接続のときに求めるのは、設定で「使う」にしたチェーンだけです(§5.4)。
- あとで設定を「使う」に変えたときは、WalletConnect
をつなぎ直してください。接続のときに決まるため、いまのつながりには反映されません。
- 対応していないウォレットでも、これまでどおり EVM
で接続できます。
- アドレスは相手のウォレットが決めます。アカウント切り替えのボタンは出ません(§8.4)。

macOS の Safari
で使うときは、ポップアップの許可が必要です。 Safari
は初期設定でポップアップウインドウをブロックします。WalletConnect
の一覧から「Desktop」(Openloop Connect
デスクトップアプリ)を選ぶと、Openloop Pay
はリレーサーバとのやり取りを終えてからアプリを開こうとしますが、Safari
はクリックから時間が空いて開かれたウインドウをポップアップとみなして止めるため、選んでも何も起こりません。Safari
の「設定」→「Web
サイト」→「ポップアップウインドウ」を開き、crypto.haudi.jp
を「許可」にしてください。なお、スマートフォンの
Openloop Connect に QR コードで接続する場合や、Chrome / Edge
をお使いの場合は、この設定は不要です。
4. 残高の確認
接続すると、メイン画面に以下が表示されます。

- ウォレットカード — 接続方法のバッジ(Openloop
デバイスなら「Openloop」、WalletConnect
なら「WalletConnect ·
ウォレット名」)と、チェーンごとに 1
行のアドレス(ETH / TRX /
SOL)。各行の右にコピーとアカウント切り替えのアイコンがあります。SOL
の行には、いま使っている導出パス(既定は
m/44'/501'/0')が記号の隣に併記されます。設定でオフにしたチェーンの行は出ません(§5.4)。
- 資産 —
あなたが表示対象に選んだトークンの残高。見出しの右に、トークン・ネットワーク管理(コインのアイコン)と更新のボタンがあります。
- 同じ通貨が複数のネットワークにあるときは、通貨でまとめた
1 行の下にネットワークごとの内訳が並びます。
- まとめ行の「合計」は、本番ネットワークの行だけを足した数です(テストネットは足しません)。内訳は本番ネットワークが先に並びます。
- ネットワークが 1 つだけの通貨は、まとめずに 1
行で出ます(合計は内訳の繰り返しになるため出しません)。
- ガス(手数料)用資産 —
送金の手数料(ガス)に使うネイティブトークンの残高。手数料の支払いにのみ使われる通貨で、選んだネットワークに応じて自動で表示されます。ネイティブトークンをすべて「資産」に選んでいる場合、この欄は表示されません(同じ残高がすぐ上に出ているためです)。
どのトークン・ネットワークを「資産」に表示するかは、次章「トークン・ネットワーク管理」で選びます。ガス用のネイティブトークンは、資産に選んだネットワークに応じて自動で表示されるため、通常は個別に選ぶ必要はありません。
4.1 テストネットの表示
「テストネットを表示」をオンにすると、テストネットのトークン・ネットワークが一覧に加わります(ガス用のテストネット通貨も表示されます)。動作確認や検証に使えます。オフのときは、テストネットは残高にも一覧にも表示されません。通常のご利用ではオフのままにしてください。
5. トークン・ネットワーク管理
表示・送金するトークンと、その対応ネットワークを選ぶ画面です。接続画面の「トークン・ネットワーク管理」リンク、または残高画面の管理ボタン(コインのアイコン)から開きます。

画面はセクションに分かれています。基本ルールは
「組込(最初から入っているもの)は削除できず、追加(自分で足したもの)は削除できる」
です。セクションは背景色を一つおきに変えて区切っています。
- 組込トークン —
JPYC・USDC・USDT・TUSD・USDD。対応ネットワークごとのチェックボックスで、表示・送金する組み合わせを選びます。TRON
と Solana のネットワークもここに並びます(▲ 番号は出ません — TRON と
Solana には EVM のようなチェーン ID がないためです)。
- ネイティブトークン(送金時に選択) —
各ネットワークのガス通貨(ETH・POL・AVAX・KAIA・TRX・SOL
など)。送金したいときだけチェックします。チェックしなくても、保有していれば「ガス(手数料)用資産」として自動的に表示されます。
- 追加トークン —
あなたが追加したトークン。各行のゴミ箱アイコンで削除できます。「トークンを追加」から新しく追加します。
- 組込ネットワーク/追加ネットワーク —
使用中のネットワーク一覧。組込は削除できません(TRON と Solana
は本番だけが組込で、テストネットは「追加ネットワーク」の扱いです)。追加は削除できます(削除すると、そのネットワーク上のトークンも一緒に消えます)。
各画面の上部にはパンくずナビ(例:ホーム ›
トークン・ネットワーク管理 ›
トークンを追加)が表示され、今どの階層にいるかが分かります。各項目をタップすると、その画面へ直接戻れます。「戻る」ボタンは
1 つ上の階層に戻ります。
5.1 トークンを追加する
- 「トークンを追加」を押します。
- シンボルまたは名前で検索します。
- 候補を選ぶと、そのトークンが対応するネットワークの一覧が表示されます。
- 追加したいネットワークにチェックを入れます(複数可)。チェックした時点で追加され、残高の取得対象になります。


ネットワークの一覧には、そのトークンが組込トークンとして使えるネットワークも薄い色で並びます。今どれを選んでいるかが見えますが、ここでは変更できません(変更は「組込トークン」のセクションで行います)。
このアプリに接続先(RPC)が用意されていないネットワークは、残高の取得・送金ができないため、一覧に表示されません。
検索で見つからないトークンや、一覧に無いネットワークは、「見つからない場合(手動で追加)」から、コントラクトアドレスや
RPC
を入力して手動で追加できます(自己責任・「未確認」表示になります)。
5.2 削除・解除するときの確認
一覧から外す操作は、いずれも確認画面が出ます。「解除」と「削除」は別のものとして扱っています。
| 操作 |
何が起きるか |
確認の見出し |
| チェックを外す |
選択が外れるだけ。定義は残るので、またチェックすれば戻せます |
通貨の選択を解除 |
| 追加トークンの 🗑 |
定義そのものが消えます。使い直すにはアドレスや桁を入力し直します |
トークンを削除 |
| ネットワークの 🗑 |
そのネットワークと、その上のトークンも一緒に消えます |
ネットワークを削除 |


5.3 設定の書き出し・読み込み
画面下部のボタンから、選んだトークン・ネットワークの設定を
書き出し/読み込み(JSON
ファイル)できます。別のパソコンやスマートフォンへ設定を移すときに使えます。読み込み時は、現在の設定を上書きする旨の確認と、整合性のチェック結果が表示されます。
取り込めなかった項目は、すべて理由つきで一覧表示されます(接続先が分からない/名前と通貨記号が無い/エクスプローラ
URL が https:// で始まらない/Openloop
の表にあるものと同じ、など)。黙って捨てられることはありません。
5.4 使うチェーンを選ぶ
TRON と Solana は、使うかどうかを設定で選べます(EVM
は常に使います)。
- 画面右上の歯車ボタンで設定を開きます。
- TRON を使う / Solana を使う
のスイッチを切り替えます。
使わないチェーンは、アドレスも資産も表示されず、Openloop
デバイスにアドレスを問い合わせることもありません。

6. 送金する
6.1 送金の手順
- 送金パネルで、送りたいトークン(通貨×ネットワーク)を選びます。
- 送金先を入力します(アドレスを直接入力するか、アドレス帳から選択)。
- 金額を入力します。そのトークンの小数点以下の桁数までしか入力できません(例:USDC
は 6 桁、JPYC は 18
桁)。それより細かい額を入れると「送金」は押せません。
- 「送金」を押します。
- 確認画面が表示されるので、送金先(全桁)・金額・ネットワークを確認します。
- 「承認」を押し、接続したウォレット(Openloop
デバイスなど)で署名します。
- 送金が完了すると、トランザクション ID
とエクスプローラーへのリンクが表示されます。


6.2 確認画面について
- 送金先は全桁表示されます。省略されません。必ず宛先を確認してください。
- メインネットへの送金時は注意の表示が出ます。
- 確認画面には「自動で閉じます(残り N
秒)」のカウントダウンが表示されます。一定時間操作がないと、安全のため自動的に閉じます(送金は行われません)。承認を押すとカウントダウンは止まります。
- 「キャンセル」で確認画面を閉じられます。WalletConnect
での送金中も、応答が遅い場合に備えてキャンセルできます。
6.3 アドレス帳
送金先には任意のラベルを付けて保存できます。次回以降、アドレス帳から選ぶだけで送金先を入力できます。

6.4 Solana について
Solana の送金には、ほかのチェーンと違う点がいくつかあります。
- Openloop デバイスを接続するか、Solana に対応した
WalletConnect のウォレットで承認します。
- 手数料は SOL で固定 — 署名 1 つにつき 0.000005 SOL
です。確認画面に「手数料」の行で出ます。
- 受取口座の作成費用 —
受取人がそのトークンの口座をまだ持っていない場合、その口座を作る費用(約
0.002
SOL)を送る側が負担します。確認画面に「受取口座の作成費用」として、手数料とは別の行で出ます。金額はそのときのチェーンの値です。
- 相手のトークン口座 — SPL
トークンの送金では、実際の宛先は相手のウォレットアドレスではなく、そのトークン専用の口座です。受取人がすでにその口座を持っている場合、確認画面に「相手のトークン口座」の行として、アドレスの全桁とともに出ます。
- ▲ この 2
行は同時には出ません。口座を作るときは「受取口座の作成費用」が出て「相手のトークン口座」は出ません。口座がすでにあるときはその逆です。
- 最低残高 —
アカウントを維持するための最低残高があるため、SOL を全額
送ることはできません。
- Token-2022
は送れません。この形式のトークンは断ります。
- アドレスの打ち間違いを見つける仕組みがありません。Solana
のアドレスには、EVM のような大文字・小文字による照合がありません。▲ 送金先は必ず全桁を確かめてください。
- 結果が分かるまで待ちます。送信後、チェーンで確定するまで結果は確定しません。
- 閲覧のリンクは本番ネットワークだけです。

承認までの間に受取口座の状況が変わった場合、送金は止まります。もう一度
やり直してください。
7.
QRコードで送金内容を読み込む
支払いリクエストの QR
コードを読み取ると、送金パネルの各欄(通貨・送金先・金額)が自動で入力されます。読み取り方法は
2 通りあります。
7.1 アプリ内スキャナで読み取る
- 送金パネルの右上にある QR ボタンを押します。
- カメラが起動するので、QR
コードにかざします(自動で読み取ります)。
- カメラが使えない場合は、コードを貼り付けて読み込むこともできます。

7.2
標準カメラで読み取る(印刷された QR)
お店などが印刷して掲示した支払い用リンクの QR
コードは、スマートフォンの標準カメラで読み取れます。読み取るとリンクが表示され、タップすると
Openloop Pay が開いて送金内容が自動入力されます。
7.3 読み取り後の動作
- 送金に必要な項目(通貨・送金先・金額)がすべて揃っている場合は、そのまま確認画面が開きます。確認画面には「QR
コードから読み込みました」と表示され、内容を確認して承認できます。
- 足りない項目がある場合は、何を読み込んだかを知らせたうえで、不足している欄の入力を促します。


印刷された紙の QR
でも使えるよう、標準的な形式(EIP-681)を採用しています。BBQr
のような分割 QR は使いません。
8. アカウントの切り替え
1 台の Openloop
デバイスには複数のアカウントがあります。ウォレットカードの各アドレスの右にある切り替えアイコン(コピーアイコンの隣)から、そのチェーンで使うアカウントを選べます。
チェーンごとに独立しています。EVM
のアカウントを変えても、TRON や Solana のアカウントは変わりません。

8.1 EVM(ETH)
5 件ずつ一覧に出ます。もっと見たいときは「さらに表示」で次の 5
件を読み込みます。
8.2 TRON(TRX)
同じく一覧から選びます。各行には番号が付いています。
8.3 Solana(SOL)
Solana は、アカウントの一覧の前に 導出の段数
を選びます。

- 選べるのは
m/44'/501'(2
段)・m/44'/501'/*(3 段)・m/44'/501'/*/0'(4
段) です。既定は 3 段で、並びも呼び名も
Openloop デバイスの受け取り画面と同じです。
- ▲
デバイスで選んでいる段数と合わせてください。段数が違うと、同じ番号でも別のアドレスになります。入金が見えないときは、まずここを確かめてください。
- 2 段のときはアカウントが 1 つだけです。3 段・4 段では 5
件ずつ出ます。
- ウォレットカードの SOL
の行には、いま使っている段数(パス)が併記されます。
8.4 記憶のされ方
- 選んだアカウントは Openloop デバイスごとに
記憶されます。ブラウザを再起動しても残ります。
- 同じデバイスなら、すべての画面・すべてのウィンドウで同じアカウントになります。
- WalletConnect
で接続しているときは、アカウントの選択はウォレット側の役割のため、この切り替えは出ません。アドレスは相手のウォレットが決めます。SOL
の行には導出パスも出ません。
9. 履歴とCSVの書き出し
送金の記録は、メイン画面の履歴に表示されます。

- 各送金のトランザクション ID
から、ブロックチェーンエクスプローラーで詳細を確認できます。
- 履歴の右上の書き出しボタンから、記録を
CSV
ファイルとして書き出せます。会計や記帳にご利用ください。
履歴はお使いのパソコン/スマートフォン(ブラウザ)内にのみ保存されます。外部サーバーには送信されません。
10. dApp
との連携(拡張機能のみ)
デスクトップのブラウザ拡張機能版の Openloop Pay
は、ウェブサイト上の
dApp(分散型アプリ)と直接連携できます。dApp
が要求した接続や署名を、Openloop Pay 経由で Openloop
デバイスに橋渡しし、必ずデバイスの画面で最終確認してから承認します。
ウェブアプリ版・スマートフォン版には dApp
との連携機能はありません。dApp
と接続したいときは、デスクトップのブラウザに Openloop Pay
拡張機能をインストールしてください。
10.1 dApp との接続の仕組み
- Openloop Pay 拡張機能は、ブラウザ上で
EIP-6963(複数のウォレットプロバイダを並存させる仕様)と
EIP-1193(プロバイダの共通 API)に対応しています。dApp
のウォレット選択画面に「Openloop
Pay」として表示されます。
- 接続はタブごとに独立に許可されます。dApp
を開いたタブごとに、接続(ウォレットアドレスの共有)を個別に許可・管理します。同じサイトでも別のタブで開けば、それぞれ独立した接続になります。
- 送金や署名の要求は Openloop Pay の画面で確認できるほか、必ず
Openloop デバイスの画面でも内容を確認してから承認します。
10.2 dApp から見えるアカウント
- dApp に渡すアドレスは EVM
のものだけです。TRON・Solana のアドレスは dApp
には渡しません。
- dApp に見えるのは EVM のアカウントで、これは
Openloop デバイスごとに 1 つです(§8.4)。
- dApp
は、接続したときのアドレスを持ち続けます。そのため、あとから
Openloop Pay でアカウントを切り替えても、すでに接続済みの dApp
には知らせません。結果として、dApp
ごとに違うアカウントを同時に使えます。
- ネットワークはタブごとです。あるタブでネットワークを切り替えても、ほかのタブの
dApp は変わりません。
- アカウントの一覧が出るのは、そのデバイスで初めて接続するときと、自分で切り替えたときだけです。以後は記憶したアカウントで黙って接続します。
- dApp が自分で接続し直した場合は、Openloop
デバイスが手元になくても、覚えているアドレスが dApp
に見えます。▲
ただし署名にはデバイスが必要です。
- デバイスを抜くと、すべての dApp
の接続が切れます。差し直すと、dApp
側が接続し直した時点で、覚えているアカウントで黙ってつながります。
10.3 接続中のサイトを見る
現在どのサイトに接続を許可しているかは、いつでも確認できます。
- 画面右上の歯車ボタンを押して設定画面を開きます。
- dApp 管理 › を選びます。
- 接続中のサイトの一覧が表示されます。1 つの接続が 1
枚の枠で、上段に接続したタブ番号と接続日時、中段にそのサイトのホスト名、下段にネットワークの選択と切断のボタンが並びます。
- いま見ているタブの接続には「表示中」の印が付き、枠の色が変わります。
設定画面は 1 画面です。言語・決済サウンド・TRON
を使う・Solana を使う・dApp
管理 が並びます。 画面右上の dApp
ボタンからは、設定を経由せず直接 dApp 管理を開けます。


接続はブラウザのタブ単位です。
同じサイトを複数のタブで開いて接続すると、それぞれが別の接続として別の行に表示されます(上の例では
app.uniswap.org が「タブ 1」と「タブ 3」の 2
行に出ています)。タブを閉じると、そのタブの接続は自動的に解除されます。切断もタブ単位で行われます。
10.4
タブごとに切断する/すべて切断する
- 各枠の切断ボタン(電源のアイコン)を押すと、その接続(そのタブ)だけが解除されます。切断された接続からは
Openloop Pay
のアドレスが見えなくなり、次回に接続を要求してきた際は改めて許可が必要です。他のタブ・他のサイトはそのまま接続を維持します。
- 画面下部のすべて切断ボタンを押すと、接続中のすべてのサイト(すべてのタブ)の許可を一括で解除します。あわせて、Openloop
デバイスとの接続も解除されます。
- ウォレットカードの「切断」ボタンからでも、接続中のすべての dApp
が同時に切断されます(デバイスとの接続を切ると、どのサイトからもアドレスは見えなくなります)。
接続ごとにネットワークを変える
各枠のプルダウンで、その接続(そのタブ)が使うネットワークを切り替えられます。ネットワークはタブごとなので、ここで変えても他のタブの
dApp は変わりません。
- 一覧に出るのは、トークン・ネットワーク管理で使っているネットワークと、あなたが手動で追加したネットワークです(§5)。テストネットの表示設定にも従います。
- 一覧に無いネットワークは「その他…」から選べます。ここで選んだネットワークは、残高の表示対象には追加されません(dApp
の都合はタブの中で完結します)。
10.5
サイドパネルが閉じているときの案内
Openloop Pay のサイドパネルを閉じた状態で、dApp
から署名やアカウント切り替えなどの操作を行うと、小さな案内ポップアップが表示されます。「開く」ボタンを押すとサイドパネルが開くので、dApp
の操作をやり直してください。

11. セキュリティ
Openloop Pay は、安全に送金するための仕組みを備えています。
- 秘密を持たないコンパニオンウォレット — Openloop Pay
自身は秘密鍵やシードフレーズを保存せず、鍵そのものを持ちません。鍵は
Openloop
デバイス(またはお使いのウォレット)の中だけにあります。ブラウザに鍵を保存する一般的なウォレットと違い、たとえ
Web
アプリや拡張機能が攻撃されても、そこに盗まれる秘密が存在しません。
- 非カストディ — 秘密鍵は Openloop
デバイス(またはお使いのウォレット)の中に留まります。Openloop Pay
が秘密鍵を保存・取得することはありません。
- 署名前の確認 —
送金は必ず確認画面で内容(送金先・金額・ネットワーク)を確認してから承認します。Openloop
で署名する場合は、デバイスの画面でも内容を確認できます。
- 接続デバイスの検証 —
署名の前に、接続中のデバイスが表示中のアカウントと一致するかを確認します。別のデバイスが接続されている場合はエラーを表示し、誤ったアカウントでの送金を防ぎます。
- 確認画面の自動クローズ —
確認画面を開いたまま放置すると、安全のため自動的に閉じます。
- 確認中の画面は奪われません(拡張機能のみ) —
送金や署名の確認を開いている画面は、別のウィンドウで Openloop Pay
を開いても閉じられません。あとから開いた画面が待ちます(§2.2)。
- 送金先の全桁表示 —
送金先アドレスは省略せず全桁を表示します。
- dApp 接続はタブごとに許可(拡張機能のみ) — dApp
との接続は、dApp
を開いたタブごとに独立して許可・管理されます。同じサイトでも別のタブで開けば、それぞれ独立した接続になります。いつでも設定
→ dApp 管理から、タブごと、または一括で切断できます(§10)。
11.1 ご利用にあたっての注意
- 暗号資産の取引は取り消しできません。送金先と金額は必ず確認してください。
- リカバリーフレーズ(回復用の言葉)は誰にも教えないでください。Openloop
Pay がリカバリーフレーズを尋ねることはありません。
- 読み取った QR
コードや支払いリクエストの内容も、送金前に必ず確認してください。
12. トラブルシューティング
- カメラが使えない/許可されない
-
ブラウザの設定でカメラの使用を許可してください。アドレスバーのカメラアイコンから許可できる場合があります。一部のブラウザ(拡張機能のサイドパネルなど)ではカメラを利用できないことがあります。その場合はコードの貼り付けをご利用ください。
- 身に覚えのないアドレス・残高が表示される(USB)
-
Openloop が 2 台以上 USB
につながっていないか確認してください。複数つながっていると、アプリはどの
1
台を使うかを選べず、選んだつもりのない方が表示されることがあります。使う
1 台だけを残して、ほかは抜いてから接続し直してください。
- USB の Openloop
が選択画面に出てこない(拡張機能)
-
拡張機能のサイドパネルでは USB
の選択画面が開けないことがあります。フルタブ(別タブ)で接続をお試しください。また、Openloop
Connect などが同じデバイスを使用していると、USB
が占有されて選べないことがあります。
- 追加したいネットワークが一覧に出てこない
-
このアプリに接続先(RPC)が用意されていないネットワークは、残高の取得・送金ができないため一覧に表示されません。RPC
が分かる場合は「見つからない場合(手動で追加)」から手動で追加できます。
- WalletConnect で「接続できません」と表示される
-
通信の確立に時間がかかっている場合があります。少し待ってから、もう一度お試しください。
- 送金確認画面が閉じない/応答がない
-
接続したウォレットからの応答を待っています。「キャンセル」で確認画面を閉じ、もう一度お試しください。
- 「この接続には TRON がありません。WalletConnect
を繋ぎ直すと使えます。」と表示される
-
つないだウォレットが、接続のときに TRON
を受け入れませんでした。WalletConnect をつなぎ直すか、Openloop
デバイスを接続してください。Solana でも同じ形の案内が出ます。
- 「接続中のウォレットは TRON
の署名に対応していません。」と表示される
-
接続はできていますが、相手のウォレットがその署名の要求に応じられません。別のウォレットでつなぎ直すか、Openloop
デバイスを接続してください。Solana でも同じ形の案内が出ます。
- 「接続中のウォレットの TRON
のアドレスが変わりました。繋ぎ直してください。」と表示される
-
画面に出ているアドレスと、いまの接続が返すアドレスが違います。WalletConnect
をつなぎ直してください。Solana でも同じ形の案内が出ます。
- 設定で「使う」にしたのに、WalletConnect で TRON / Solana
が出てこない
-
求めるチェーンは接続のときに決まります。設定画面のそのチェーンのチェックのすぐ下に「いま繋いでいる
WalletConnect には TRON
がありません。繋ぎ直すと使えます。」と出ます。WalletConnect
をつなぎ直してください(§3.3)。
- ネットワークが合っていない
-
WalletConnect
のウォレットが、送りたいネットワークと違うネットワークになっていることがあります。ウォレット側でネットワークを合わせてください。
- 「Openloop Pay
は別の画面で開いています。」と表示される(拡張機能)
-
拡張機能の画面は、ブラウザ全体で 1
つだけです(§2.2)。別のウィンドウで開いた方が使う画面になっています。いま見ている画面をもう一度
開き直すと、こちらに戻ります。
- 「別の画面で確認中です。終わるとこちらに切り替わります。」と表示されて操作できない(拡張機能)
-
別のウィンドウで送金や署名の確認が開いています。確認中の画面は他の画面に奪われません。その確認を承認またはキャンセルすると、この画面が自動的に使えるようになります。
- TRON / Solana のアドレスも残高も出てこない
-
設定で TRON を使う / Solana を使う
がオフになっていると、そのチェーンはアドレスも資産も表示されず、Openloop
デバイスにアドレスを問い合わせることもありません(§5.4)。
- Solana の送金で、送る額のほかに SOL が引かれる
-
受取人がそのトークンの口座をまだ持っていない場合、その口座を作る費用(約
0.002
SOL)を送る側が負担します。手数料とは別の行として確認画面に出ます(§6.4)。
- dApp が古いアカウントのまま
-
dApp は接続したときのアドレスを持ち続けます。Openloop Pay
でアカウントを切り替えても、接続済みの dApp
には知らせません(§10.2)。その dApp
で切り替えるには、いったん切断してから(§10.4)、dApp
側で接続をやり直してください。
- デバイスを抜いたら dApp の接続が切れた
-
そのとおりの動作です。デバイスを抜くと、すべての dApp
の接続が切れます。差し直すと、dApp
が接続を要求してきた時点で、覚えているアカウントで繋ぎ直します(§10.2)。
13. 仕様
13.1 対応トークン(組込)
Openloop Pay は EVM 系(Ethereum
とその互換チェーン)・TRON・Solana
のトークンに対応します。以下のステーブルコインが組込済で、追加操作なしに送受金・残高表示できます。
| トークン |
対応メインネット |
| JPYC |
Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Kaia(4 チェーン) |
| USDC |
Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Base / Arbitrum One /
OP Mainnet / TRON / Solana(8
チェーン。EVM 側は Circle 発行のネイティブ USDC) |
| USDT |
Ethereum / Polygon / TRON /
Solana(4 チェーン) |
| TUSD |
TRON(1 チェーン) |
| USDD |
TRON(1 チェーン) |
テストネット用の JPYC は Sepolia / Polygon Amoy / Avalanche Fuji /
Kaia Kairos の 4
チェーンで提供します(「テストネットを表示」で表示・§4.1)。Sepolia
では、Circle が配備した USDC も提供します。TRON のテストネット(Shasta
/ Nile)では、テスト用の tUSDT を提供します。Solana の
Devnet では、テスト用の tUSDC を提供します。
TRON と Solana
のトークンは追加できません。上の表のとおり組込のものが対応範囲です。EVM
系のような検索・手動追加(§13.3)はありません。
Solana は Token-2022
に対応しません。この形式のトークンの送金は断ります(§6.4)。
13.2 対応ネットワーク(組込)
| 種別 |
ネットワーク |
| メインネット(9) |
Ethereum / Polygon / Avalanche C-Chain / Base / Arbitrum One /
OP Mainnet / Kaia / TRON /
Solana |
| テストネット(3) |
Sepolia / Polygon Amoy / Base Sepolia |
TRON のテストネット(TRON Shasta / TRON Nile)と
Solana のテストネット(Solana Devnet / Solana
Testnet)は、Avalanche Fuji
などと同じく「追加ネットワーク」の扱いです。組込トークンのネットワーク欄で選ぶと有効になります。
各ネットワークには公開 RPC(publicnode
系)とブロックチェーンエクスプローラーの URL が同梱されます。
TRON の接続先(TronGrid)と Solana
の接続先のアドレスは同梱で、変更はできません。
13.3
追加トークン・追加ネットワーク
- 追加トークン検索 — Openloop
デバイスと同じトークン辞書(924 シンボル/2,587
コントラクト)から、シンボルまたは名前で検索して追加できます。辞書は
EVM 系のみで、組込の JPYC / USDC / USDT
は重複しないよう除いてあります(TUSD / USDD は TRON
専用のため元から含まれません)。
- 手動追加(トークン) —
辞書にないトークンは、コントラクトアドレスと対応ネットワークを入力して追加できます(「未確認」表示になります)。
- 追加ネットワーク — 組込以外の EVM
系チェーンを、名前・RPC・エクスプローラー URL
を指定して追加できます。
この節はすべて EVM 系のみです。TRON と Solana
では、トークンの追加も接続先の変更もできません(§13.1・§13.2)。
13.4 dApp 対応(拡張機能のみ)
ブラウザ拡張機能版は、以下の標準で dApp と接続します。
| 項目 |
対応内容 |
| プロバイダ API |
EIP-1193(window.ethereum
インターフェース) |
| プロバイダ発見 |
EIP-6963(Multi Injected Provider
Discovery。他ウォレットと並存) |
| チェーン識別 |
EIP-155 / CAIP-2 |
| 対応 RPC メソッド |
eth_requestAccounts / eth_accounts /
eth_chainId /
eth_sendTransaction(EIP-1559 type-2
tx)/ personal_sign / eth_signTypedData_v3
/ eth_signTypedData_v4(EIP-712)/
wallet_switchEthereumChain(EIP-3326)/
wallet_addEthereumChain(EIP-3085) |
| 非対応 |
eth_signTypedData_v1(レガシー・型情報不足のため意図的に非対応)/
eth_sign(生ハッシュのブラインド署名。要求時は強い警告表示) |
| 許可単位 |
タブごと(dApp
を開いたタブ単位)に独立に許可・切断(§10) |
| dApp に渡すアドレス |
EVM のみ。TRON・Solana のアドレスは dApp
に渡しません |
| アカウント |
Openloop デバイスごとに 1 つ。dApp
は接続したときのアドレスを持ち続けます(§10.2) |
13.5 WalletConnect 対応
- WalletConnect v2 —
ウォレット接続クライアントとして対応(Openloop Pay
自身はウォレットではなく、コンパニオン/dApp 側です)。
- 接続方法:QR
コード読み取り、または対応ウォレット一覧からの選択(Openloop Connect
ほか、WalletConnect v2 対応の任意のウォレット)。
- 送金は接続したウォレット側の現在のネットワークでブロードキャストされます。異なるネットワークで送りたい場合は、ウォレット側でネットワークを合わせてください。
- TRON・Solana —
つないだウォレットが対応していれば送れます。接続のときに求めるのは、設定で「使う」にしたチェーンだけです(§3.3・§5.4)。
13.6 支払いリクエスト QR
- EIP-681 — 標準の
ethereum: URI
形式(コントラクトアドレス/transfer 関数/チェーン
ID/数量)に対応します。印刷された紙の QR
コードでも、スマートフォンの標準カメラから開けます(§7)。
- BBQr のような分割 QR 形式は使いません。
13.7
ウェブアプリ版と拡張機能版の比較
| 項目 |
ウェブアプリ |
ブラウザ拡張機能(Chrome / Edge) |
| 実行環境 |
デスクトップ / スマートフォン |
デスクトップのみ |
| Openloop(USB) |
○(WebHID 対応ブラウザ) |
○(フルタブでの許可が必要な場合あり) |
| Openloop(Bluetooth) |
○(対応スマートフォン) |
×(拡張ではブラウザ側の権限で制限) |
| WalletConnect |
○ |
○ |
| dApp 連携(EIP-6963 / EIP-1193) |
× |
○ |
| QR コード(カメラ読み取り) |
○ |
△(サイドパネルでは不可の場合あり) |
| 支払いリンクからの起動 |
○ |
○ |
| 履歴・アドレス帳の保存先 |
ブラウザ内 |
拡張のストレージ内 |
| 同時に開ける画面 |
いくつでも |
ブラウザ全体で 1 つだけ(§2.2) |
14. お問い合わせ
ご不明な点やお困りのことがありましたら、以下までご連絡ください。
株式会社ハウディ・クリプト / Haudi Crypto, Inc.
メール: support@crypto.haudi.jp
アプリ内の歯車(設定)ボタンからも、バージョンや各ドキュメントへのリンク、各種設定(言語・決済サウンド・TRON
を使う・Solana を使う・dApp 管理)へ移動できます。

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